背骨の中央付近には脊柱管というトンネルのような管があり、管の中を脊髄などの神経が通っています。
脊柱管が狭くなって神経が圧迫されると、痛みやしびれなどの症状が起こるのです。
代表的な症状に間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれるものがあり、
数分歩くと足腰が辛くなり、前かがみになって休むと改善してまた歩くことが出来ます。
背骨の腰の部分を腰椎と呼びます。年を重ねるにつれて腰椎を構成する骨がトゲのように出っ張ってきたり、クッションの役割を果たす椎間板が潰されて薄くなったり、骨と骨を繋ぐ靭帯が硬くなったりしてきます。
こうした症状が重なり周囲の組織が変形することで、脊柱管が狭くなってしまうのです。
病院では「背骨の間が狭くなっています」と簡単に説明されることが多くあります。
病院では手術の必要がないと判断されると、牽引を行われることがとても多いです。
これは昔から行われている治療法で、狭くなってしまった背骨と背骨の間を引き伸ばす目的で行われます。
しかし、実はこの牽引は「日本整形外科学会」が2012に発表した「腰痛診療ガイドライン」において、とても効果が低くマッサージなどの手技療法以下である、とされています。
一般的な整骨院では痛みのあるところに電気を当てて、マッサージをしてくれます。
一般的な治療方法では大切な事を見落としています。
それは
「どんな理由で、脊柱管狭窄症になってしまったのか?」
と、言うことです。
もちろん加齢、筋力の衰えなども要因ですが、それだけが原因ならほとんどの方が脊柱管狭窄症になっています。
狭窄してしまった部分に対して普段から負担をかけるような姿勢、動作、クセがあったために発症しているのです。
それを治さずに「狭くなっているところをなんとかしよう!」では治療効果が上がらないのも当然です。
狭くなった背骨の間を元に戻すことはどんなゴッドハンドでも出来ません。
では、脊柱管狭窄症は治らないのでしょうか?
答えは
「Yesであり、Noです。」
狭窄を治すことが出来なくても、現れている痛みや痺れなどの症状を治すことは出来ます。
多くの方が病院で「これは治らない」と言われて当院に落胆しながら来院します。
ドクターの言っている治らないは「レントゲン上の異常」に対してで
「痛みなどの症状」に対してではありません。
当院で腰に負担をかけている姿勢、ゆがみ、筋肉のアンバランスを正して、
正しい日常動作とセルフケアを続けていくことで症状は著しく改善されます。
脊柱管狭窄症と診断されて、毎日痛みと戦っている方。
ぜひ一度ご相談下さい。
全力であなたの応援をさせて頂きます。