I. バネ指とは何か?

バネ指は、指の屈筋腱や屈筋腱鞘に異常な摩擦が生じることで、指が曲がったまま戻らない状態を指します。バネ指は通常、中指や薬指の屈筋腱に影響を及ぼしますが、他の指にも現れることがあります。この状態は、指を曲げたり伸ばしたりする際に摩擦が生じ、指がカチッとしたり引っかかったりする感覚を引き起こします。

バネ指の主な原因は、屈筋腱や屈筋腱鞘の炎症や肥厚です。この炎症や肥厚により、屈筋腱が正常に動かなくなり、指の関節の近くで止まってしまいます。これにより、指が曲がったまま戻らない状態が発生します。

II. バネ指の症状と治療

バネ指の主な症状は、指を曲げたり伸ばしたりする際に摩擦感や引っかかり感を感じることです。指が曲がったまま戻らないため、指を伸ばすのに力が必要になることもあります。また、指がカチッと音を立てることもあります。

バネ指の治療は、症状の程度に応じて異なります。初期段階では、保護や安静が行われることがあります。特に炎症や腫れがある場合には、氷や温熱療法が使用されることがあります。

より重度の場合や非外科的な治療が効果がない場合には、手術が検討されることもあります。手術では、屈筋腱や屈筋腱鞘に切開を行い、摩擦を軽減するために余分な組織を除去することが目的となります。

III. 当院でのバネ指の治療とスプリントの利用

当院では、バネ指の診断と治療において経験豊富な専門家が対応しています。症状の程度や患者の個別の状況に応じて、最適な治療法を提案します。

また、当院ではバネ指に対して、スプリントという小さな装具を作成することもあります。スプリントは指をサポートし、正しい位置に保持するために使用されます。これにより、指の曲がりや引っかかりを軽減し、指の自由な動きを促進します。

スプリントは個々の患者に合わせて作成され、適切な装着方法と使用方法の指導が行われます。スプリントは軽量で快適な装具であり、日常生活や活動中の使用に適しています。

バネ指に悩んでいる方は、当院での診断と治療を受けることをお勧めします。私たちは、症状の改善と指の機能回復をサポートし、患者の健康な生活を取り戻すお手伝いをします。

 

【診療時間】

平日:9時~12時半 14時半~19時半

日曜:9時~15時

休診日:金曜午後・土曜・祝日

 

※完全予約制ですが、骨折などの緊急性の高い外傷は優先して診察します。

 

【院情報】

きしざわ接骨院

〒336-0907

埼玉県さいたま市緑区道祖土(さいど)3-5-20

TEL   048-711-3448

MAIL kishizawaseikotsu@gmail.com

 

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自転車は院の前にお停めください

 

管理責任者 岸澤裕太