舟状骨骨折について

舟状骨骨折は、手首の中で最も大きな舟状骨(しゅうじょうこつ)が折れる骨折です。舟状骨は手首の安定性を保つために重要な役割を果たしており、怪我や事故によって折れることがあります。舟状骨骨折は、通常、転倒やスポーツの際の着地時に手首への直接的な衝撃が加わることで発生します。

舟状骨骨折の症状と診断

舟状骨骨折の主な症状には、手首の痛み、腫れ、動かすことの困難さ、変形が含まれます。手首の機能制限や痛みが強く、特に手首を動かしたり物を握ったりする際に痛みが増します。また、手首の形が異常になり、腫れや変形が見られることもあります。

診断では、医師が症状の評価と体格検査を行います。X線検査が主に使用され、舟状骨の折れ方や骨の位置の異常を確認します。これにより、正確な診断と骨折の種類を特定することができます。

舟状骨骨折の治療

舟状骨骨折の治療は、骨の安定性を回復させることが目標です。治療法は、骨折の程度と位置によって異なりますが、一般的な治療法には以下のものがあります。

  1. 保護と固定: 折れた舟状骨を安定させるために、包帯やスプリントを使用して手首を固定します。これにより、骨が適切に癒着し、安定性が回復します。

  2. 外科的処置: 重度の骨の変位や不安定性がある場合には、手術が検討されることもあります。手術では、骨の再配置(リダクション)や内部固定(プレートやネジの使用)が行われ、骨の安定性を回復させます。

  3. 物理療法: 手首の機能回復と筋力強化を促すために、物理療法やリハビリテーションエクササイズが行われることがあります。これにより、手首の動きと強さを回復させ、日常生活やスポーツ活動に復帰するサポートができます。

当院での舟状骨骨折の治療とエコー検査の利用

当院では、舟状骨骨折の診断と治療において、経験豊富な医師と専門家が対応しています。診断においては、エコー検査を用いることで、骨折部位や周囲の組織の状態を詳細に観察し、鑑別診断に役立てることができます。

また、当院では最新の治療法としてLIPUS(Low-Intensity Pulsed Ultrasound)を提供しています。LIPUSは、骨の修復を促進する効果があります。治療中に皮膚を通じて放射される超音波は、骨の修復に必要な細胞活性化と血液循環を促進し、骨折の治癒を加速します。

当院では、患者さんの症状や状態に応じて最適な治療プランを提案し、早期の回復と健康な生活の回復をサポートします。ご相談やご予約については、お気軽にお問い合わせください。

 

【診療時間】

平日:9時~12時半 14時半~19時半

日曜:9時~15時

休診日:金曜午後・土曜・祝日

 

※完全予約制ですが、骨折などの緊急性の高い外傷は優先して診察します。

 

【院情報】

きしざわ接骨院

〒336-0907

埼玉県さいたま市緑区道祖土(さいど)3-5-20

TEL   048-711-3448

MAIL kishizawaseikotsu@gmail.com

 

駐車場2台

自転車は院の前にお停めください

 

管理責任者 岸澤裕太