顎関節症

顎関節症は、顎の関節と周囲の組織に影響を与える疾患の総称です。この症状は、顎の動きに関連するさまざまな問題を引き起こすことがあります。以下は、顎関節症についての説明です。

顎関節の構造と機能:

  • 顎関節は、下顎骨(顎の骨)と頭蓋骨の一部である側頭骨の間に位置しています。この関節は、開閉運動、前後の滑り運動、側方のずれ運動を可能にし、食事、発声、表情などのさまざまな日常活動に重要な役割を果たしています。

顎関節症の原因:

  • 顎関節症の原因は多岐にわたりますが、主な要因には以下のようなものがあります:
  1. 咬筋の過剰な緊張: ストレスや歯ぎしり、歯ぎしりなどによって、咬筋が過剰に緊張し、顎関節に負担をかけることがあります。

  2. 顎関節の外傷: 事故や外傷によって、顎関節に損傷が生じることがあります。

  3. 歯の問題: 不正咬合や歯の異常な噛み合わせ、入れ歯の適合性の問題など、歯に関連する問題が顎関節症を引き起こすことがあります。

  4. リウマチや関節炎: 関節炎やリウマチなどの疾患が、顎関節に影響を与えることがあります。

  5. ストレス: 長期間のストレスが、咬筋の過緊張を引き起こすことがあります。

顎関節症の症状:

顎関節症の症状には以下が含まれます:

  • 疼痛: 顎関節や顔の周囲で痛みを感じることがあります。この痛みは、噛む、話す、あくびるなどの動作時に特に顕著になることがあります。

  • 開口困難: 顎が十分に開けないことがあり、食事や歯のケアに支障をきたすことがあります。

  • 顎のクリックやポップ: 顎の動作時に音がすることがあります。これはクリックやポップとして感じられることがあります。

  • 顔の筋肉の疲労: 顎関節症により、顔の筋肉が疲労し、顔の表情が変わることがあります。

  • 頭痛: 顎関節症の痛みが頭痛を引き起こすことがあります。

顎関節症の治療とケア:

  • 顎関節症の治療には、以下の方法が含まれることがあります:
  1. 安静とリラクセーション法: 顎の負担を軽減するために、噛むことや顎を過度に使うことを避け、リラクセーション法を試すことがあります。

  2. 物理療法: セラピストによる物理療法やリハビリテーションにより、筋肉の緊張を和らげ、関節の機能を改善することができます。

  3. 矯正マウスピース: 歯科医師が提供する矯正マウスピースを使用することで、噛み合わせの問題を緩和することがあります。

  4. 薬物療法: 炎症を軽減するための薬物療法が行われることがあります。

  5. 外科手術: 重度の症例では、外科手術が検討されることがありますが、最終的な選択肢となることが多いです。

顎関節症は個人によって異なる症状や原因があるため、適切な治療法は症状や原因に応じてカスタマイズされます。症状が持続する場合や悪化する場合は、セラピストや歯科医師の診察を受けることをお勧めします。

 

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日曜:9時~15時

休診日:金曜午後・土曜・祝日

 

※完全予約制ですが、骨折などの緊急性の高い外傷は優先して診察します。

 

【院情報】

きしざわ接骨院

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管理責任者 岸澤裕太