「地域の保健室って何???(笑)」
そんな声を頂きそうなタイトルですね。
今回は当院が目指している地域での役割や、姿をお伝えします。
これを読んでいただければ
「へ~、意外と色々考えてるんだね」
と思って頂けるはずです!
当院が目指すのは
「地域での健康コンサルタント」
です。
・・・横文字使って分かりづらい(笑)
スポーツでのケガ、日常生活での痛みを専門として治療するのが「接骨院」としての基礎的な役割です。
私は接骨院が地域医療として大きな役割があり、地域に貢献できる素晴らしい施設だと自負しています。
しかし、
接骨院で診れる範囲はとても限られています。
過去に来院された方でも
接骨院の適応範囲外だった例を紹介すると
・手術適応レベルのヘルニア
・中枢神経由来の痛み
・帯状疱疹による背部痛
・痛風による足部痛
・卵巣出血での腰痛
などです。
これらは一見しただけでは当院で対応出来そうな症例に見えます。
見た目が変形したり、出血してるわけではありませんからね。
それでも、
これらはすぐにクリニックや総合病院に紹介することで、適切な治療を受ける事が出来て回復されました。
このように、当院は
「接骨院として適応する疾患を治療する場所」
だけでなく、
「健康で悩みがあった時に相談できる場所。専門家を紹介してくれる場所」
になりたいと考えています。
「だったら、接骨院じゃなくても、とりあえずクリニックに行けば良いでしょ?」
と、思われる方もいるかと思います。
しかし、考え方によってはそうとも言い切れません。
病院やクリニックによって
・設備
・人員
・専門性
は異なるためです。
そのため、当院でも整形外科を紹介する際は
症状に合わせて4院程度から選んでおります。
・外傷の処置・診断に優れた機材がある施設
・エコーを用いた特殊な技術をお持ちの先生がいる施設
など特徴があります。
クリニックでは本当に大きなケガ・難しい症状などでなければ
『他のクリニックで、この治療を受けてきた方が良いよ』
と紹介されることは稀だと感じます。
『確かに、その治療を受けた方が望ましいけど、紹介までせずとも徐々に良くなるから大丈夫』
といった考え方があると思います。
※かなり個人的な主観が入っております
※決してクリニックの先生を悪く言う意図はございません
「じゃあ、大きい病院に行けば良いんでしょ??」
大きい病院は混雑しており診察を受けるのも、リハビリを受けるのも大変です。
場合によって軽度なら「様子を見てください」で終わってしまう可能性もあります。
「なら、どこへ行けば良いの!!?」
『だからこそ、当院のような接骨院にご相談ください』
当院は自院で対応できる疾患が広がるように日々努力を重ねております。
それだけでなく整形外科はもちろん、総合病院、脳外科、内科とも連携が取れる体制づくりをして来ました。
『安心してください!どんな症状でも治してみせます!』
なんて言葉は口が裂けても言えません。
しかし
『安心してください!どんな症状でも、どうしたら一番良いか一緒に考えます!』
と、自信を持って言えます。
「とりあえず、調子悪いからきしざわに行くか・・・」
と思って頂ける接骨院。
何でも相談できる【地域の保健室】
そんな風になりたいと想いを胸に、今日もスタッフ一同精進していきます。
ちなみに・・・
私の妻が養護教諭(保健室の先生)であることは、今回の想いとは全く関係ありません。
本当に。
きしざわ接骨院
岸澤