圧迫骨折とは?
圧迫骨折は、背骨の一部が潰れてしまう骨折です。特に閉経後の女性に多く見られるのは、骨密度の低下が原因です。骨が弱くなることで、ちょっとした負荷や転倒でも骨折しやすくなります。
突然の痛みと誤診のリスク
圧迫骨折は、明確な原因がなく突然痛みが現れることが多いため、「ぎっくり腰」と誤診されることがあります。実際、当院でも「ぎっくり腰になってしまったので見て欲しい」と来院される方の中には、圧迫骨折が原因であるケースが少なくありません。
適切な診断と処置
圧迫骨折の正確な診断には、レントゲンだけでなくMRI検査も必要です。MRIは骨の状態を詳細に把握できるため、圧迫骨折の有無やその程度を確認するのに有効です。また、適切な処置として、技師装具士に専用のコルセットを作成してもらうことが推奨されます。これにより、骨折部位の安定性を保ち、治癒を促進することができます。
当院での対応
当院でも、多くの圧迫骨折の方が来院されています。
例えば、先日も
「数日前に寝起きに冷えを感じてから腰が痛くなった。冷えからくる腰痛だと思う」
という女性が来院されましたが、診察の結果、圧迫骨折の疑いが強く、適切なクリニックへの紹介を行いました。
結果としては、やはり圧迫骨折が確認されました。
当院では、必要な検査を行い、圧迫骨折の疑いが強い場合にはできる限りの固定を行い、適切な医療機関への紹介を徹底しています。こうした対応により、患者様が早期に正しい治療を受けられるよう努めています。
地域医療を支える役割
接骨院には、このようなケースが多く見られます。そのため、適切な鑑別を行う能力は必須であり、地域医療を支える大切な役割を果たしていると考えています。私たちは、地域の皆様の健康を守るため、引き続き最善の努力を続けてまいります。
何かお困りのことやご相談がありましたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。皆様の健康をサポートするために、私たちが全力でお手伝いいたします。