産後は赤ちゃんの抱っこも続き、首や肩の筋肉がとても固くなりやすいです。

 

妊娠前から肩こりを患っていた方は、産後にほとんどが悪化してしまいます。

 

 

肩こりはただの不快感だけでなく

 

「頭痛」

「手の痺れ」

「眼精疲労」

「自律神経の不調」

 

などを引き起こす可能性があり、甘く見る事は出来ません。

 

 

では、どのような対策が望ましいのでしょうか？

 

 

今回は肩こりの対策についてお伝えしていきます。

最初に強くお伝えしておきたいのが

 

 

「肩こりは揉まないでください。」

 

 

と、言う事です。

 

 

 

マッサージ好きな方が聞いたら驚きそうな言葉ですね。

 

なぜ、揉んではいけないのか？

 

 

確かに固まった肩の筋肉を揉みほぐすと気持ちが良いです！

マッサージが上手な方にやって頂くのは私も大好きです。

 

しかし、それは根本的な解決にはなりません。

 

 

 

首・肩の筋肉が固まるのには

 

【理由】

 

が必ずあります。

 

 

むしろ、

 

固まらないとダメだから固まっているのです。

 

 

それを揉みほぐしてはいけません。

肩こりに悩む多くの方は

 

頭の位置

 

に問題があります。

 

 

猫背気味になり、頭が肩よりも前に出ています。

産後は特にそういった姿勢になりやすいです。

※詳しくはコチラ

 

 

成人の頭の重さは体重のおよそ8％ほど。

女性でも8kgぐらいはあります。

ボーリング玉と同じくらいですね。

 

ボーリング玉を胸の前で持っているのは・・・出来ますよね？

しかし、そこから腕を前に伸ばしていくと・・・かなり腕は辛いですね？？

 

この時の

「ボールと腕の関係」

が

「頭と首の関係」

になります。

 

頭が前に出れば出るほど首は負担が掛かるんです。

なんとか頭を支えようと首と肩を固めているからです。

 

それなのに

「肩が張っているから」

と揉みほぐしてしまったら？？

 

・・・頭が更に前に出てしまいます。

 

とりあえず揉みほぐすのは、逆効果なのです！

では、どのようにケアをしていくと良いのでしょうか？

 

様々な方法がありますが、

簡単なものを1つご紹介します。

 

【肩回し+α】

①両手の指先を自分の肩に当てます

②指先が肩から離れないように注意しながら腕を大きく回します。肘で大きな円を書く事を意識すると効果的です。

③前まわり、後ろまわりに10回ずつゆっくりと行います。

 

 

 

・・・簡単ですよね？

 

これだけでも効果がありますが、更に良くする方法があります。

それは

 

④お腹を引っ込めて、背筋を伸ばしながら行う

 

と、言う事です。

 

 

産後は骨盤周りの筋肉が弱っています。

それらを同時に刺激しながら、肩を回すことで効果が倍増します！

 

頑張って肩を回そうとすると、ついついお腹を突き出して腰を反らせてしまいがちになります。

 

是非、お腹と背筋を意識して行って下さい。

当院は

「地域のママさんを応援する院」

を目指しております。

 

産後の辛い身体を治療するプロフェッショナルです。

 

なかなか改善しない抱っこの腰痛、寝起きの痛みなど、お気軽にご相談下さい。