産後の骨盤矯正
こんにちは！
さいたま市のきしざわ整骨院
岸澤です。
今回は
産後３ヶ月で腰、両膝、両手首に痛みを
訴えて来院されたＭ.Ｉさんの治療経過を
お伝えしていきます。
Ｍ.Ｉさんの症状
3/20に第一子のお子様をご出産。
妊娠前、妊娠中は以前からあった
肩こりが少し目立つ程度。
普通分娩の予定でしたが、
鉗子分娩となりました。
心配される大きな会陰裂傷、
骨盤臓器脱などはなし。
お子様も元気いっぱいです。
しかし、
育児が始まり二ヶ月。
両手がほぼ同時期に腱鞘炎に。
かばって無理な体勢で抱っこを
続けるうちに腰に痛みが出現。
更に、歩いていても右足の
付け根が抜けるような違和感。
我が子が可愛くて仕方ないが
身体がついていかず、思う様に
世話が出来ない。
イライラしてしまう。
そんな日々を過ごされていました。
ある日、当院のチラシを見て
「試しに行ってみよう」
と思われたそうです。
どんな検査？
当院では、まずお話を伺って
検査を行いました。
産後のため骨盤と姿勢の検査。
ゆがみがないかをチェック。
身体の各部位の動きを確認。
痛みの出ている手首には
エコー検査をして炎症の程度
などを確認しました。
検査結果
まず、産後に多く見られる
骨盤を強く前に突き出し
背中が猫背になる姿勢
が顕著に見られました。
これは妊娠期間中、胎児の
スペースを確保するために
必須な姿勢です。
産後もこの姿勢が強く残って
しまうのです。
致し方ない事なのですが、
様々な痛みを生み出す原因に
なってしまうのです。
前に骨盤を突き出すことで
腰の圧力が高まり、
神経が刺激されて痛みを
生みやすくなります。
また、猫背は肩甲骨の位置が
前方にずれてしまい、
肩・腕・手首にまで影響を
及ぼします。
つまりは痛みのある部位
ではなく、全身的なゆがみが
原因となっていました。
このような症状は根本が
解決されないと一度の治療
では、
「少し楽になったが
すぐに戻ってしまった」
と、なってしまいます。
そのため
しっかりと症状の経過予測
と、治療計画をご説明させて
頂きました。
実際の治療
まずは開いて前に突き出した骨盤を
矯正しました。
当院の骨盤矯正はボキボキせずにソフトに
骨の傾きを整えていきます。
骨盤を整えるだけで腰周りの固さがかなり
取れてきました。
残った固さを取るために深部の筋肉を
リリースします。
腰の筋肉をゆるめるのに多くは後側から
刺激します。
しかし、このやり方では本当に深部を
刺激する事が出来ません。
当院ではお腹側から刺激を入れることで
より、深部の筋肉をしっかりと刺激
します。
この段階で腰は押されてもほとんど痛く
ない状態でした。
次に丸くなって肩甲骨が前にずれた背中
を調整します。
背骨一つ一つの動きの悪さを取る手技を
施し、肩甲骨を後ろに持っていくように
矯正します。
背中の調整が終わると手首を動かした際
の痛みも半分程度に落ちていました。
初回は刺激を入れすぎない事が大切
なので処置はここまでに留め、セルフケア
をお伝えしました。
セルフケアの内容は
○骨盤を引き締めるケア
○背中の丸みをとるケア
の二つに絞りました。
あまりに多くのケアを伝えてしまうと
何をやって良いか分からなくなってしまう
方がほとんどのためです。
しっかりと実践して頂く約束をして
初日は終わりました。
どんな結果が出た？
治療内容は大きく変更せず一ヶ月経過
してから再検査を行いました。
セルフケアも毎日続けて頂いたという
事で自覚症状も楽になっています。
検査で姿勢を見ても背中の丸みが改善。
手首の痛みはほぼ0。
股関節の抜け感は０。
腰の痛みも1.2割。
まだ、骨盤を前に突き出すクセは
残っていましたが計画通りに順調に
回復していました。
なによりも
抱っこをするのが楽になったようで、
以前より表情も明るくなっていた事が
とても印象的でした。
お子様と触れ合う時間も以前より
楽しく、明るくなったという事です。
これからの治療計画
今回の検査では良好でしたが、まだ
お身体は不安定な状態。
お子様も産後三ヶ月に入り重たく
なってきます。
楽な抱っこの方法や、
やってはいけない姿勢をお伝えし、
現在の治療法を継続する事に
なりました。
次の再検査で良好であれば頻度を
減らしていく予定です。
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3-5-20
きしざわ整骨院
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