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腰痛の種類とは?

こんにちは。

さいたま市緑区にある、

きしざわ整骨院の岸澤です。

 

 

きしざわ整骨院 院長 岸澤裕太の画像

今回は

「腰痛の種類」

についてお伝えしていきます。

 

腰痛の種類はとても多岐に渡りますが、 

臨床で出くわすことの多い3つに

絞って書いていきます。

 

腰痛で悩む方に少しでも役立てば

幸いです。

 


筋肉が原因の腰痛


まず1つ目の原因が

「筋肉の緊張」です。

 

臨床では多くの場合がこの原因です。

いわゆる

「こっている」

「固まっている」

「乳酸が溜まっている」

なんて表現をされますね。

※乳酸が溜まっているという表現は

 医学的には正しくありませんので

 多用しない事をオススメします。

 

疲れると筋肉が硬くなる事は皆さんも

ご存知かと思います。

久しぶりに身体を動かすと翌日以降に

「筋肉痛」

が現れることも経験済みのはずです。

 

しかし、

これらがどういった理由で起きているのか

まで考えている人は

なかなかいないでしょう。

 

筋肉は本来は伸び縮みするゴムのような

性質があります。

脳からの指令を神経が筋肉に伝えて、

伸びたり、縮んだりするわけです。

これによって

身体の動きは全て起きています。

 

伸び縮みをする際には当然ながら

エネルギーが必要になります。

※どんなエネルギーかを書いていくと、

 それだけでブログ何本分にも

 なってしまうので

 省略させて頂きます。

そして、

伸び縮みをすると疲労物質が生まれてきます。

疲労物質が筋肉内に溜まってくると、

血流が悪くなり

エネルギーを筋肉に集められなくなり動けなくなる。

・・・こうして筋肉は固まっていきます。

 

これを腰痛に当てはめると、皆さんが

「やっぱり腰を使いすぎてたから、

 背筋が固まっているから痛いんだ!」

「腰をマッサージして血流を良くしよう!」

と思うことでしょう。

 

しかし、

残念ながら実際の筋肉による腰痛はそんなに

単純ではありません。

 

その理由は大きく2つです

 

①腰以外の硬さも原因

腹筋や足の筋肉の硬さも腰痛に大きく

関与します。

単に痛い場所だけが固まっていたり、

原因になっている

わけではないのです。

それらを突き止めるには様々な検査が

必要になります。

 

②姿勢のゆがみにも原因

姿勢の悪さ、身体の使い方のクセが

筋肉を硬くしていることが多いです。

そのため、

ゆるめてもまたすぐに硬くなる。

全身のバランスを整えなくては

意味がありません。

 

 

以上の理由から

「筋肉が硬いからマッサージ!」

という発想は正しくない事が分かって

頂けるかと思います。

 

筋肉が原因というと

何故か皆さん軽視しがちですが、

治すには計画的な治療と本人の意思が

大切になる難しい症状なのです。

 


腰椎ヘルニア


「腰に痛みを覚えてレントゲン撮影を

 したらヘルニアが見付かった」

と、言う方もとても多いです。

 

まず、

「ヘルニア」がどういう状態かをご説明

します。

 

ヒトの背骨は骨盤部分から頭まで1本で

繋がっているように見えます。

実際には「だるま落とし」のように

小さな骨の積み重なりです。

この骨の事を総称して

「椎骨(ツイコツ)」と呼び、

腰の部分の椎骨は

「腰椎」と呼ばれ5つ存在します。

 

骨と骨が直接ドッキングしていては動きが

硬すぎるので、間にはクッションが入って

います。

これを「椎間板(ツイカンバン)」と、

言います。

 

つまり背骨の腰の部分は

 

 【第一腰椎】

  (椎間板)

 【第二腰椎】

  (椎間板)

 【第三腰椎】

  (椎間板)

 【第四腰椎】

  (椎間板)

 【第五腰椎】

 

と、なっているわけです。

※おそらく顔文字風に腰椎を表した人は

 なかなかいないと思います。

 

「ヘルニア」

は急な衝撃や長年の不良姿勢などにより

椎間板がずれてしまった状態です。

 

 【第一腰椎】

  (椎間板)

 【第二腰椎】

  (椎間板)

 【第三腰椎】

  (椎間板)

 【第四腰椎】

     (椎間板) ←ヘルニア部

 【第五腰椎】

 

・・・イメージできますか?

 

椎間板がずれてしまっても必ず痛みが

出るわけではありません。

腰にある神経に椎間板が触れてしまうと

痛みや痺れが現れると言われています。

※諸説ありますので、詳しくは後日

 

ヘルニア治療で難しいのは

「痛み原因が本当にヘルニアか?」

と言うことです。

 

先ほど書いた通り、

ヘルニアがあっても無症状な事もあります。

 

よくあるのが・・・

本当の痛みの原因は筋肉の緊張だが、

レントゲンを撮ったら

たまたま悪さをして

いないヘルニアが見付かった。

だから手術をした。

が、痛みは変わらない。

 

このようなケースです。

 

若輩者の私が言うのも

おこがましいですが、

ヘルニアで本当に手術が必要なケースは

本当に稀だと考えています。

実際に病院では「手術しかない」と、

言われた人が当院で回復することも

多くあります。

 

ヘルニアに関しては様々な場所での

セカンドオピニオンが大切です。


坐骨神経痛


勘違いをされている方が多いのですが、

「坐骨神経痛」は

「病名」ではなく「症状の総称」です。

 

「腰が痛くて整形外科に行ったら

 それは坐骨神経痛だと言われた。」

なんてエピソードを良く聞きます。

 

「むせるから内科に行ったら

 それは咳だと言われた。」

と、同じ意味合いです。

 

つまり、

腰からお尻、足に痛みがあったら

それは坐骨神経痛なのです。

 

坐骨神経痛をとても怖い病気だと

思っている方が多いですが、

坐骨神経痛自体はよくある症状。

問題は何が原因で痛みが現れて

いるのかを突き止めることです。

 

この痛みも、筋肉の硬さが原因に

なっている事が多いです。

坐骨神経という太い神経のまわりに

ある筋肉が固まり、神経を圧迫したり

血管を圧迫する。

これだけでも神経痛は出現します。

 

また、上記のヘルニアで神経に

触れても坐骨神経痛は出現します。

 

坐骨神経痛はとても多い症状で、

その原因を突き止めるのは時間が

掛かります。

 

そのため、

忙しいクリニックなどでは

原因は追究せずに

とりあえず神経の栄養になる

ビタミン剤などを処方して様子を

診るだけの事もあります。

 

この場合はリハビリを適切に行う

のに比べると、もちろん回復は

遅くなり、最悪の場合は慢性化を

引き起こします。

 

「痛み止め」

「ビタミンB12」

のみを処方されて、リハビリや

運動指導をされない場合は

セカンドオピニオンをお勧めします。

 

 

 

 

 

その他の過去ブログはコチラ

 

 

 

 

 

当院はケガ治療はもちろん

 

「慢性腰痛」

 

「産後の骨盤矯正」

 

を専門とした整骨院です。

 

 

 

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