こんにちは。
さいたま市緑区にある、
きしざわ整骨院の岸澤です。
今回は
「手首のケガの治療経過」
についてお伝えしていきます。
転んで・・・
当院に整体治療で通っていた女性Ｙさん
は、勤め先のキッチンで尻餅をつく形で
転んでしまいました。
その時にとっさに、左手も一緒に着いて
痛めてしまいました。
あまりの痛みに
「これはまずい・・・」
と思ったＹさん。
しかし、
当院までは距離があり
（少し遠方から通っていただいてます）
なおかつ祝日で診療しているクリニック
自体が少ない。
そこで見つけたのは
職場近くの
【胃腸外科】
でした。
診察結果は・・・
「骨には異常がないから大丈夫」
「ネンザですね」
との事。
ほっと一安心したＹさん。
処方された湿布を貼っていれば
スグに治ると言われたそうです。
「これなら、
次にきしざわ整骨院へ行く前に
良くなっているな」
と思ったそうです。
※予約は翌週でした
しかし
一向に良くならず、
仕事で使うと悪化する一方。
そして、
当院へ来院。
診察すると、
受傷から一週間も経っている
のに内出血もあり、
関節でなく骨を押すと痛みが。
・・・
マメ知識として、
ネンザと骨折の痛み方の違い。
【痛みの強さ】だけでは判断は
出来ません！
「動かせるから大丈夫」
「骨折ならもっと痛いだろう」
とか
「こんなに痛いなら折れてるはず」
とかでは分からないと言う事です。
もちろん画像検査をすれば
すぐにわかりますが、
触診でも見当がつきます。
それは
【押して痛むの場所】
です。
ネンザは
「関節のケガ」なので
関節を押せば痛いし、骨を押しても
痛くありません。
対して、骨折は
「骨のケガ」ですから
もちろん骨を押すと痛いです。
で、
今回のＹさんは
関節を押すと・・・ちょっと痛い
骨を押すと・・・とっても痛い
でした。
そしてエコー検査をすると
ちょっと分かりづらいですが、
骨に損傷があるのが分かりました。
そのため、
もちろんギプスシーネを作り
ガッチリと固定を施しました。
その後に
提携させていただいている
整形外科にて診察をお願いしました。
セカンドオピニオンの結果
やはり骨折の診断。
定型的に骨折し易い部分より
少し指先に近い場所でした。
現在も、
リハビリの同意とご指示も頂いたので、
当院にて引き続き加療を施しております。
先日はエコーでも骨の損傷が
回復した事が認められたので、
固定を除去しサポーターのみに変更。
固まった関節を動かしながら、
筋力強化を始めて順調に回復をしてきて
います。
先日、提携先整形外科の勉強会で学んだ
運動療法も取り入れた事で、
回復がスムーズです。
職業柄、手首に負担が掛かる作業が多いので
仕事復帰のタイミングをしっかりと
見極めて指導をしていきます。
暑い時期の固定は本当に
過酷だと思います。
ギプス固定は
「お風呂に入れない」
「肌が弱い人はかぶれる」
のが付き物ですが、
特に汗をかく時は辛いですね。
それでも今回は
ギプスが必要と判断し固定を
しっかりと施しました。
この記事だけを読むと
初診の胃腸外科のドクター批判を
してしまっているようですが、
決してそうではありません。
私が診察をしたのは
受傷から日にちが経っていて、
様々な情報を得ています。
実は小さな骨折はケガをした直後より
日にちが経ってからの方が分かりやすい
事もあるのです。
そのため
レントゲンを撮っていても
分からない事もあります。
本当に骨折は身近で起きて、
案外見逃されがちです。
日常でケガをして
「どうせネンザとかだろうから」
と放っておいて、痛みが良くならない方。
本当に要注意です。
ケガをした方、
ケガがなかなか良くならず心配な方。
お気軽にご連絡を下さい。
全力で私の出来る最良の治療を
提供する事をお約束します。
岸澤