腰椎分離症とは?
腰椎分離症は、成長期の学生に多く見られる腰椎の疲労骨折です。骨折と言っても、完全に動けなくなるわけではないため、見過ごされがちです。しかし、初期段階で発見し、適切な固定をしないと、骨がしっかりと治らず、分離したままの状態になってしまうことがあります。
特徴的な症状
腰椎分離症の特徴的な症状として、身体を反らせると腰の一か所に痛みが走ることがあります。この痛みは、反らせる動作を反復することで悪化することが多いです。
原因とリスク要因
腰椎分離症の主な原因は、腰を反らせるような動作の反復です。特に姿勢が悪く、背中が丸まっている子供は、背中が反れない分、腰を過剰に反らせる癖がついているため、リスクが高まります。以下の要素にチェックが付く場合は、特に注意が必要です:
- 成長期
- 姿勢が悪い
- 運動部に所属している
- 腰を反らせると痛みがある
これらの要素に該当する場合、腰椎分離症の可能性が高く、早期に専門医の診察を受けることをお勧めします。
当院での対応
当院でも、多くの腰椎分離症の症例が来院しています。多くの場合、本人や保護者は「腰痛があるから念のために来た」という軽い気持ちで訪れますが、実際には骨折があることが判明するケースがほとんどです。このような身近で怖い疾患であるため、少しでも気になる症状がある場合は、すぐにご連絡ください。
まとめ
腰椎分離症は、成長期の学生に多く見られる疲労骨折です。見過ごされがちですが、適切な診断と治療が重要です。腰痛が続く場合や、特に腰を反らせると痛みがある場合は、早めに専門医に相談してください。私たちは、皆様の健康をサポートするために、全力でお手伝いいたします。
何かご不明点やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。