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肩こりはストレッチやマッサージで改善するのか?

肩こりの原因

肩こりというと、筋肉が凝っている、つまり縮こまっている状態をイメージされる方が多いかと思います。しかし、肩こりの実際の原因はもっと複雑です。正常な筋肉は伸び縮みができるものですが、肩こりの状態とは単に筋肉が縮んでいるだけでなく、実は伸びきったまま固まっているケースもあるのです。

肩こりのメカニズム

肩こりの代表的な症状は、肩の表面にある僧帽筋が伸びきったまま固まっていることです。この僧帽筋が伸びきった状態は、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、悪い姿勢が原因となっていることが多いです。一方、肩の深層にある前鋸筋は縮こまっており、これが痛みや不快感を引き起こす主な原因です。

僧帽筋が伸びきって固まってしまうと、筋肉の正常な機能が発揮できなくなり、血流が悪くなります。これにより、筋肉に酸素や栄養が十分に行き渡らず、老廃物が蓄積してしまいます。その結果、痛みやこりが生じるのです。

ストレッチやマッサージの効果と限界

ストレッチやマッサージは、血流を改善することで一時的に肩こりの症状を和らげる効果があります。これにより、筋肉に新鮮な酸素や栄養が供給され、老廃物が除去されるため、一時的なリフレッシュ感を得ることができます。

しかし、これらの方法は根本的な原因にアプローチしていないため、症状の再発を防ぐことは難しいです。特に、伸びきった筋肉をストレッチするだけでは、筋肉のバランスが改善されないため、再び同じ症状が現れることが多いです。

根本的な改善方法

肩こりを根本的に改善するためには、以下のようなアプローチが必要です:

  1. 伸びきった筋肉を縮める運動: 僧帽筋を縮めるエクササイズを取り入れることで、筋肉のバランスを取り戻します。例えば、肩甲骨を寄せるような運動が効果的です。

  2. 全身的なアプローチ: 姿勢の悪さが僧帽筋の伸びきりを引き起こすため、全身的な姿勢改善が必要です。背中を丸めず、正しい姿勢を維持することが重要です。デスクワーク中も定期的に姿勢をチェックし、必要に応じて調整する習慣をつけましょう。

  3. 深層筋のストレッチと強化: 前鋸筋の縮こまりを解消するためには、深層筋をターゲットにしたストレッチと強化が効果的です。具体的には、肩甲骨周りのストレッチや、背筋を鍛える運動が推奨されます。

  4. 生活習慣の改善: 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用を避けるため、定期的に休憩を取り、適度な運動を取り入れることが大切です。仕事中に5分間のストレッチをするだけでも、肩こりの予防に効果があります。

当院でのアプローチ

当院では、肩こりの根本的な改善を目指し、患者様一人ひとりに合わせた治療プランを提供しています。まずは丁寧なカウンセリングを行い、姿勢や生活習慣のチェックを行います。その上で、必要なエクササイズや姿勢改善の指導を行い、再発防止に努めています。

また、僧帽筋や前鋸筋の状態をエコー検査で確認し、適切な治療を提供します。これにより、症状の根本原因にアプローチし、長期的な改善を目指しています。

まとめ

肩こりは、単にストレッチやマッサージだけでは根本的に改善することは難しいです。筋肉のバランスを取り戻し、姿勢を改善する全身的なアプローチが必要です。肩こりにお悩みの方は、当院で適切な治療とエクササイズ指導を受けてみてください。私たちは、皆様の健康をサポートするために、全力でお手伝いいたします。

何かご不明点やご相談がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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管理責任者 岸澤裕太