第2回 夏に勝つスポーツ学生のコンディショニング

① アイソトニックとハイポトニックの違いを知ろう

こんにちは。
きしざわ接骨院 理学療法士の田中です。

夏になると…
「スポーツドリンクは何を飲めばいいですか?」
「ポカリとイオンウォーターって
何が違うんですか?」

このような質問をよくいただきます。

実はスポーツドリンクは、
どれを飲むかよりも
『いつ飲むか』がとても大切です。

同じ飲み物でも、
タイミングによって吸収の速さが変わり、
疲れやすさやパフォーマンスにも影響します。

今回は
「アイソトニック」「ハイポトニック」の違いと、
スポーツ学生におすすめの飲み分け方をご紹介します。

①アイソトニックとハイポトニックの違いを知ろう

スポーツドリンクには

大きく分けて2種類あります。

 

その違いは浸透圧という

「水分が身体へ吸収される速さ」

関係しています。


難しく聞こえますが、

覚えることは一つだけです。


身体の水分に近い濃さなのか、薄いのか。
それだけで十分です。

 

 

【アイソトニック飲料】
体液とほぼ同じ濃さで作られています。
糖分や電解質がバランス良く含まれているため、

水分だけでなくエネルギー補給も同時にできます。

 

👉代表的な飲み物
・ポカリスエット ・アクエリアス
運動前や運動後の栄養補給に向いています。

 


【ハイポトニック飲料】
体液より薄く作られています。
汗をたくさんかいた身体でも胃から腸へ早く移動し、

水分を素早く吸収できます。

 

👉代表的な飲み物
・ポカリスエット イオンウォーター ・

ヴァームウォーター ・アミノバイタルウォーター
激しい運動中や真夏の練習におすすめです。

② 運動前・中・後のベストな飲み分け

🍃運動前
おすすめはアイソトニック飲料
試合や練習が始まる前は

まだ身体の水分バランスは整っています。
ここでは水分補給だけでなく、

これから使うエネルギーも

補給しておきたい時間です。
糖分が適度に入ったスポーツドリンクが

身体を動かす準備をしてくれます。


💪運動中
おすすめはハイポトニック飲料
汗を大量にかいているときは、

とにかく素早く水分を吸収することが重要です。
糖分が多い飲み物は胃に残りやすく、
・お腹が張る ・気持ち悪くなる

・吸収が遅くなる
ことがあります。
ハイポトニック飲料なら胃への負担も少なく、

暑い日の練習でも飲みやすいのが特徴です。

 

🛁運動後
おすすめはアイソトニック飲料
運動後は失った水分だけでなく、

筋肉のエネルギーも補給する必要があります。
糖分と電解質を

しっかり補給することで疲労回復が早くなり、

翌日のコンディションも変わります。

さらに、

おにぎりやバナナなど炭水化物も一緒に摂ると

より効果的です。

③ お金をかけずにできるおすすめの工夫

「毎回違うスポーツドリンクを買うのは大変」
そんな方も多いと思います。

 

そこでおすすめなのが、
スポーツドリンクを水で半分に薄める方法です。

 

ポカリスエットやアクエリアス
1:1で水と混ぜるだけ。

 

糖分濃度が下がり、

ハイポトニック飲料に近い状態になります。


暑い日の練習中でも飲みやすく、

胃への負担も軽減できます。


ただし、塩分も少なくなるため、
真夏や長時間の運動では


・塩タブレット ・梅干し ・塩分補給食品
などを組み合わせると安心です。

 


経口補水液(OS-1)はいつ飲む?
「OS-1は運動中にもいいですか?」
という質問もよくあります。


実は経口補水液は、

普段のスポーツドリンクとは目的が違います

 

飲むタイミングは
・足がつる ・めまいがする

・吐き気がある ・熱中症が疑われる
このような脱水症状が出たときです。


予防として毎日飲むものではありません。
万が一に備えて一本準備しておくと安心です。


🌞まとめ🌞
夏のパフォーマンスは、

水分補給のタイミングで大きく変わります。


✔ 運動前はアイソトニックでエネルギー補給
✔ 運動中はハイポトニックで素早く水分補給
✔ 運動後はアイソトニックで疲労回復


この飲み分けを知っているだけで、

暑い夏の練習でも

身体への負担を減らすことができます。
ぜひチームやご家庭でも実践してみてください。

 

🔜次回予告
次回はシリーズ最終回。
「試合前に何を食べれば

100%の力を発揮できるのか?」


試合前日から当日までの食事のタイミングや、

夏バテを防ぐ栄養の摂り方について

詳しくお伝えします。
最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。